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( ∀゚キ)ただ漂う……です
1 名前: ◆I7nIJ7EFj6 [] 投稿日:2011/10/15(土) 05:52:57.66 ID:hwcIBOO4O
ガン……ガン……

ドラム缶にも錆びがつき
アッシの語りにゃ飽きもきた
オマケに世間は秋たけなわと
お寒い要因出揃った
ぼちぼち語り屋稼業から
足を洗っておさらばだ

今回次回で最終回
詰まらぬながらのお話に
皆さん有難、お付き合い

いろいろ至らぬ事などは
水に流してくんなまし

そんなラス前

( ∀゚キ)ただ漂う……です


2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 05:55:22.28 ID:hwcIBOO4O
第十五話

( ∀ キ)「漂なき……」


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 06:00:47.90 ID:hwcIBOO4O
( ∀゚キ;)「ハアハア」

(゚、゚;トソン「ふう、ふう」

( ^ω^)「……とっとと入れお」

( ∀゚キ;)「悪いな」

( ^ω^)「小屋に入ったら、中から閂をかけるお?いいな?」

( ∀゚キ;)「助勢は?」

( ^ω^)「そんなもん、要らねえお」

(゚、゚;トソン「すみません」


5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 06:15:12.97 ID:hwcIBOO4O
息せききって飛び込んだ
漂う定めの二人連れ

こちら街道、海の家
吹吹(ぶんぶく)ブーンが守りたる

素直クールの仮住まい

( ∀゚キ;)「俺でもトソンちゃんを守りながらじゃ、難しい相手だ……」

( ∀゚キ;)「そのくらいにはやべえ相手だぜ。気を付けなよ?」

( ^ω^)「ふん。俺を誰だと思ってやがるお?」

( ^ω^)b「任せて安心クラ○アン。吹吹ブーンは技巧一番だお」

( ^ω^)「手加減なしで殺っていいかお?」

( ∀゚キ;)「ああ。手加減したらやられるぜ」

( ^ω^)「……承知。おめえさんらは、中でくつろいでいるといいお」

( ∀゚キ)「すまねえ。頼んだ」


6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 06:29:03.64 ID:hwcIBOO4O
スカーピンとその嫁を
帝都の門から追いかけて
きたるは黄金の鎧をまとう
帝都ご自慢正騎士か
はたまた本業チンドン屋?

短槍構えた騎馬の騎士
実を申せばその者は
百戦錬磨で知られたる
帝国騎士団一の者

「火炎飛車のヒート」と呼ばれておりやす

( ^ω^)、「けっ、スカンピンめ」

( ^ω^)「帝都の土産も持って来ねえどころか」
( ^ω^)「火炎飛車を連れて来やがるとは……」

( ^ω^)「まったく疫病神だおな」


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 06:43:00.61 ID:hwcIBOO4O
ノパ听)「そこの痩せ包丁……
今小屋に入った者らは、手配書にある極悪人だ」

( ^ω^)「で?」

ノパ听)「捕らえねばならん。退きなさい」

( ^ω^)「断るお」

ノパ听)「私は問答が苦手だ。つべこべ言うと、力で押し通るが……仲間か?」

( ^ω^)「俺は痩せ包丁……依頼は、ここに押し掛けるならず者を追い払う。というものだお」

ノパ听)「私はならず者ではない。帝都騎士、火炎飛車のヒートだ」

( ^ω^)「やはり俺に言わせれば成らず者だお」

ノハ#゚听)「無礼な……」

( ^ω^)「飛車は成ったら龍になるはず。だお?」


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 06:55:01.39 ID:hwcIBOO4O
(*^ω^)「火炎飛車?手柄欲しがりの火の車じゃねえのかお?ギャハハハ!」

ノハ#゚听)「正騎士に対してその侮辱……不敬な輩は斬って捨てようぞ」

( ^ω^)「やってみろ。この一番技巧の吹吹ブーン様を、やれるものならばな」

ノハ#゚听)「不敬に加え、騎士を挑発するか……」

( ^ω^)「挑発……というか、嘗めてるんだお」

(*^ω^)「ヒートちゃんペロペロお」

ノハ#゚听)「そうか。死にたいようだな」

( ^ω^)「火炎飛車の首、皇帝陛下に送り返してやるお」


9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 07:08:24.60 ID:hwcIBOO4O
ノハ#゚听)「抜け。貴様には、そのくらいしかさせんが」

( ^ω^)「馬上から、なんとも高飛車に物をいうやつだお……」

( ^ω^)「お仕置きだお」

吹吹ブーンはニコヤカに
笑顔崩さず大長太刀
ゆっくり引き抜き脇構え

抜いた長物身の丈超える
「物干し竿」と人の言う

( ^ω^)「抜いたからには斬る」

ノハ#゚听)「私が、お前をな!」

( ^ω^)「斬られずに済ます方法を考えろ。さもないと、おめえさんは死ぬお?」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 07:16:07.78 ID:hwcIBOO4O
ノハ#゚听)「なめるな……それほど舐めたいなら、地面を舐めさせてやる!」

( ^ω^)「問答が苦手な割りに……」

( ^ω^)「よく喋る……フヒヒ」

ノハ#゚听)「もう語るまい。ただ貴様を叩き伏せ、押し通る!」

( ^ω^)「試すかお?」

( ^ω^)「俺とおめえさんの知恵を……」


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 07:30:12.38 ID:hwcIBOO4O
火炎飛車たる金の騎士
ヒートは怒りの鉄の槍
馬上に槍の攻め構え

百戦錬磨の短槍構え
堅固な鎧に身を包み
しかもに軍馬の突進を
加えた正に、飛車構え

( ^ω^)「オーソドックス・スタイルだおな」

( ^ω^)「だが、並みではないと分かるお」

ノハ#゚听)「参るッ!」

軍馬によって速度を加え
踏み突き崩したる戦法は
古来よりある基本的
威力充分、脅威充分


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 07:39:25.72 ID:hwcIBOO4O
100メートル程間合いとり
そこから突進、火炎飛車

不敵なニコヤカ吹吹ブーン
かわすどころかゆっくりと
歩いて所定の位置につきます

( ^ω^)「止めておけば良かったと、後悔するお?フヒヒ!」

ばからんばからん蹄音
迫り来たるは死神か
はたまた地獄の特急列車

それでも吹吹空っ風
吹吹ブーンは涼しげで


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 07:46:52.24 ID:hwcIBOO4O
ノハ#゚听)「うおおおお!!秘技!火炎……」

( ^ω^)「その技は……火炎痰壷。と名付けてやるお」

ずどーーーーん!!


あっちゃー!


14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 07:55:18.17 ID:hwcIBOO4O
あまりに素直な突進は
あまりに素直にはまり過ぎ

仕掛けておいた落とし穴
覗きこんだる吹吹ブーン

( ^ω^)v「こうも綺麗にはまると、気持ちがいいおな!フヒヒ」

ノハ++)「きゅう」

( ^ω^)「可哀想に、馬は即死かお……」

( ^ω^)「固い固い。頭が固いお!」

( ^ω^)「十年早いお?お嬢ちゃん」

ノハ++)「く、くそう、卑劣な……」


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 08:05:58.20 ID:hwcIBOO4O
( ^ω^)「人を見下すってのは、気分がいいもんだおね」

(*^ω^)「しかしこれほどまで爽快だとは知らなかったお!ギャハハハ!」

ノハ++)「おのれ……」

( ^ω^)「だいたい、守るのに剣だけしか使わない訳ねえだろお?」

( ^ω^)「頭と技、これ重要ね」

ノハ;--)「……」

( ^ω^)「右腕折れてるおな?勝負ありだお」

ノハ#;;)「卑怯者め……卑怯者めえええええ!!」

( ^ω^)「フヒヒ……痩せ包丁にゃあ褒め言葉です本当にありがとうございましたお」


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 08:16:58.44 ID:hwcIBOO4O
( ^ω^)「おとなしくしてもらうお」

ノハ#;;)「うううっ」

( ^ω^)「武装解除しろ。槍と鎧を穴から外に放り捨てるんだお」

ノハ;;)「断る!」

( ^ω^)「言う通りにしないと、助けてやらねえお?」

ノハ;;)「貴様のような奴に助けられる位なら……」

( ^ω^)「自決かお?それもまたよし。亡骸はこのまま埋めちゃる」

(*^ω^)「そおれ、切腹!切腹!切腹!切腹!」

ノハ;;)「情けなさすぎる……死にたい……」


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 08:27:22.36 ID:hwcIBOO4O
( ^ω^)「負けを認めず恥を忍んで生きるならば、いずれまた相手になってもやれる。お?」

( ^ω^)「どうだお?それとも、恥てここで朽ちるかお?」

ノハ;;)「……」

( ^ω^)「……見逃してやる。と言ってるんだお」

ノハ;--)「……わかった」

観念したか火炎飛車
鎧脱ぎ去り槍捨てて
吹吹ブーンに力なく
そら持ってけと投げつけます

( ^ω^)「素直でよろしい」

ノハ;--)「くッ……屈辱だ」


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 08:39:25.89 ID:hwcIBOO4O
ブーンは穴に梯子を下ろし
そら登ってこいと促します

メソメソめめしく泣きながら
ヒートが登る蜘蛛の糸

( ^ω^)「むう。やはり右腕が折れてるおな。あとあばら骨もか」

ノハ;;)「うううっ」

( ^ω^)「手当てしてやるお。まってろ」

ノハ;;)「殺すか……犯さないのか?」

( ^ω^)「怪我人を殺してもつまらんお」

ノパ听)「……」

( ^ω^)「犯してもいいが、近頃やり過ぎて(やられ過ぎて)女にゃ飽きたお」


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/10/15(土) 08:49:19.52 ID:hwcIBOO4O
ノハ;;)「やり過ぎ?……嘘つけ。貴様のような豚面がモテるわけないだろう」

(#^ω^)「……ムカつく捕虜だお。でもま、マジでやり過ぎなんだお」

(;^ω^)「ブサメン好きな素直クールさんに、毎晩絞りとられているんだお……」

ノハ;゚听)「素直クール!?姉さんか!」

( ^ω^)「えっ?」

ノハ;゚听)「えっ?」

(;^ω^)「姉……さん?って、妹さん?」

ノハ;゚听)「妹さん?……ってことは、未来の義兄さん?」

( ^ω^)「……」

ノパ听)「……」

ノハ;゚听)「今後ともよろしく……」(^ω^;)



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