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( ∀゚キ)ただ漂う……です
21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:09:14.36 ID:de+APIa5O
チャラо( ∀゚キ)「♪切った張ったの痩せ包丁〜」

爪'ー`)y‐「♪張って悪いは親父の頭!」

チャラチャラо( ∀゚キ)「♪今宵は丁に張り込んで……」

爪'ー`)y‐「♪半と出たなら素寒平〜」

チャラо( ∀゚キ)「♪今日はランチキ」

爪'ー`)y‐「♪明日はファミチキ……ってか?」

爪*'ー`)y‐「ギャーッハッハッハ!」チャカチャカо( ∀^キ)


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:12:15.34 ID:de+APIa5O
(屋'e')(小さい博奕でこんなにも本気で楽しめる……なんてねぇ)

爪*'ー`)y‐о( ∀^キ)

(屋'e')(いい大人が二人して……あいや、アッシも入れて三人か)

(屋'e')(案外、こういうのが……)

о( ∀゚キ)「さあこいや!」

爪;'ー`)y‐「では、ううむ…」


爪'ー`)y‐「よし。決めた!」

爪#'ー`)y‐「兄さんは5枚全部握り込んだと見た!つまり、半ッ!」


23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:15:15.79 ID:de+APIa5O
о( ∀-キ)「キシシ……半で本当にいいのかい?」

爪'ー`)y‐「ああ。全額の半だ!」

自信たっぷり答えるフォックス
本当の自信はソコじゃありやせんがね

(屋'e')「根拠は?」

爪'ー`)y‐「スカーピン兄さんは、出来るだけ多く勝ちたいハズだ」

爪'ー`)y‐「負けてスカンピンになった時は、俺にたかってここの払いをさせるつもりだろう?」

爪'ー`)y‐「痩せ包丁ってのはそんなもんさ」

チャラо( ∀゚キ)ニヤリ「へへへ……なかなかいい読みだが、今なら変えてもいいぜ?」

なにやら余裕な痩せ包丁
挑発するかのような笑み
絶やさずヘラヘラしておりやす


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:17:34.14 ID:de+APIa5O
爪'ー`)y‐「いや、変えないぜ?張りは半だ」

爪'ー`)y‐(どっちにしたって、勝つのは俺だがな?へへへ)

ギュッо( ∀゚キ;)「くっ……」

(屋'e')「それでは、スカーピンの旦那!手を開いてくだせえ!」

о( ∀-キ;)「わかったよ……」

観念したかのような面
見せては開くその右手
刹那に変わるその表情

ヾ( ∀゚キ)ジャラッ「なんてな!ホラヨッ!」

( ∀゚キ)「数えて見なァ!キーッシッシ!」

(屋'e')「ひー、ふー、みー」

爪;'ー`)y‐「4枚……か」


25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:19:55.80 ID:de+APIa5O
( ∀^キ*)「どうでえ!俺の勝ちだぜ!ギャーッハッハッハ」

テーブルの
上に拡げた右手の銅銭
その数4つの丁の出目
からから笑うは痩せ包丁

(屋'e')「待ってくだせえ」

爪'ー`)y‐ニヤリ

( ∀゚キ;)「なんだよ?俺の勝ちだろが!」

(屋'e')「いやね?スカーピンの旦那から、飲み代を頂いてなくて」

爪'ー`)y‐ニヤニヤ「へえ?」

(屋'e')ニヤリ「この中から1枚、飲み代として失礼しやすよ?」

ひょいと1枚掠めとる
屋台の親父もなかなかの
やり手の外道でござんして


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:22:31.83 ID:de+APIa5O
( ∀゚キ;)「お、おい!」

爪'ー`)y‐「おやあ?三枚になっちまったね?スカーピン兄さん?」

( ∀゚キ;)「こ、このくそ親父!何しやがるよ!」

(屋'e')「アガリを頂いただけでさ?しかもこれでフォックスさんの勝ちだ」

爪'ー`)y‐「三枚……半だもんな?フフフ」

(屋'e')「フォックスさん?約束は覚えてましょうね?」

爪'ー`)y‐「ああ」


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:25:17.28 ID:de+APIa5O
爪'ー`)y‐「結果は半。勝負は俺の勝ち。スカーピン兄さん。悪く思うなよ?」

(屋'e')「フォックスさん。約束通り後で1枚頂きやすよ?」

爪'ー`)y‐「ああ。いいぜ?」

( ∀゚キ#)「くそ!つるみやがって汚ねぇ連中だぜ!」

爪'ー`)y‐「騙し騙されが、日常茶飯事の痩せ包丁さんにしちゃ、ヌルイこったねぇ?スカーピン兄さん……」

(屋'e')「アッシは払いを頂いただけでさぁ。ナンもひでえことはしちゃいねえですよ?ヒャヒャヒャ!」
爪'ー`)y‐「それじゃあ遠慮なく……」

テーブルの
上に散らばる三枚に
両手を伸ばすかっぱぎ外道
化かす狐か火狐フォックス

( ∀-キ;)「クソッ……」


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:28:41.98 ID:de+APIa5O
観念したかスカーピン……

( ∀-キ*)「なーんてな?キシシ……」

( ∀゚キ*)「ちょいと待ちねえ?フォックスさんよ?」

爪'ー`)y‐「なんだい?勝負は俺の勝ちだ。往生際が悪いぜ?スカーピン兄さん」

( ∀゚キ)「勝負はまだ途中だぜ?」

(屋'e')「途中?三枚の半。フォックスさんの勝ちでやす!」

( ∀゚キ)「キーッシッシ!俺にも奥の手があんのさ!」

爪;'ー`)y‐「何?」

( ∀゚キ)「よーく見な!これで丁だァ!」


29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:31:14.12 ID:de+APIa5O
( ∀゚キ)о「キーシッシ!」

爪;'ー`)y‐「左……手!」

( ∀゚キ)ノシ コロン

左手を
パッと開いた痩せ包丁
テーブルの上に転がる銅銭
合わせて4枚。出目は……丁

( ∀゚キ)「勝負の時、左手にも1枚忍ばせておくのが『ニギリ』の必勝法なのさ!」

( ∀゚キ)「初手から左手にも握っていたのは間違いねぇ。だからこの追加1枚も加算していいってワケだ」

爪'ー`)y‐「くくく……やるねぇ兄さん……」

爪'ー`)y‐「俺がどちらに張ろうと、その隠した1枚で調整してハズレにする訳か」

( ∀゚キ)「卑怯とは言わせねえぜ?イカサマを先に見せたお前の負けだぁなァ?」

爪'ー`)y‐「参ったねこりゃ……流石は外道の痩せ包丁。情け無用のスカーピンだ……」


30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:34:10.22 ID:de+APIa5O
爪'ー`)y‐「スカーピン兄さん。俺の負けだ。銅銭4枚、持って行きな」

( ∀゚キ)「ありがとよ?キシシ……」

爪'ー`)y‐「親父さん。あんたにも迷惑掛けたな。負けだが約束の銅銭1枚はやるよ」

(屋'e')「よろしいので?」

爪'ー`)y‐「ああいいさ。さっき言ったろ?俺はサイコロでツキまくって懐が温かいんだよ」

( ∀゚キ*)「俺を相手にするなぁ10年早いぜ?フォックスさんよ?」

爪'ー`)y‐「10年か。スカーピン兄さんはおそらく10年持たずに野たれ死ぬだろうぜ?」

爪'ー`)y‐「小銭に明日をかけて生きる……なんてことじゃな?ハッハッハ」

( ∀゚キ;)「この野郎……ありえるかも知れんから言い返せねぇ……」

爪'ー`)y‐「ハッハッハ!またいつか勝負してくれよ!スカーピン兄さんよ?」

( ∀-キ)「へへ……懲りねえ野郎だねぇ……」


32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:37:52.75 ID:de+APIa5O
ゆらりのらりと流れる男
行く末分からぬ外道の旅路
抱える頭と空きっ腹

漂う海月の痩せ包丁……
明日はどちらをふうらふら

さすらい無頼の賞金稼ぎ

誰が呼んだか名付けたか

情け無用の賞金稼ぎ
痩せ包丁のスカーピン

……今夜のお話こちらまで
皆様ポッケのおひねりを
わずかわずかにこちらの缶へ……

へいありがとうござんす
ありがとうござんす……


それではこれにてちゃらバイバイ
さらばサラバと相成ります
またまた何処かでお会いしたなら
そんときゃ宜しくお願いしやすぜ?


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:39:55.15 ID:de+APIa5O
( ∀゚キ)ただ漂う……ですリバイバル

終わり



……ながら話に長らくお時間
有難頂戴、また頂戴!っとくら

では!


36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:43:00.92 ID:K9K1JJ340
リズムがよくてハマった


乙!


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 01:43:45.13 ID:sAHCOH9E0
\乙/


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 02:07:09.37 ID:de+APIa5O
( ∀゚キ)ノシ じゃ、またな


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/09/04(火) 02:08:28.25 ID:H7g+og7h0



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