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男「クラスメイトはシャチ娘」
1 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:09:35.30 ID:ZN8GI7ns0
【注意】

世界観が謎です。
男の娘要素があります。
それでもよろしければおつきあいください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481180975


2 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:11:34.41 ID:ZN8GI7ns0
男「今日から2年生か。」

友「たりーなー。」

男「あはは、友らしいね。でもまあ、悪いことばかりでもないんじゃない?」

友「お前のそーいうとこ、羨ましいぜ。俺はすげぇ美人な娘でもクラスにいないと、やる気になれねぇな。」

男「じゃあ、そうなるようにお祈りしといたら?」

友「ん、そーするわ。」

クラス分け掲示板
友「お、また同じクラスだな!よろしく頼むぜ!」

男「うん。よろしく。」

友「……おい、見ろよ。見慣れない名前があるぜ。海原薫だってよ。」

男「本当だ。学校中の女の子の名前は最低限知ってる友が言うなら、間違いないだろうね。」

友「おいおい、いきなり俺のお祈り効果出ちゃった!?」

男「あはは、だといいね。」


3 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:14:18.90 ID:ZN8GI7ns0
始業式を終えて、ホームルーム

担任「気づいた者もあるかもしれないが、今日から君たちとクラスを同じくすることになった転校生がいる。」

担任「海原、入ってきなさい。」

シャチ娘「はい。」ガラガラ

シャチ娘「今日から皆さんと同じクラスになりました、海原薫と申します!どうぞよろしくお願いします!」

ガヤガヤ

友「うっひょー!すげぇ美人さんじゃん!」

男「……」キリリッ

友「おい、どうしたんだよ?」

男「あの娘……シャチだ。」

友「はぁ?訳わかんねえこと言ってんなよ!」

担任「はい、皆静かに。海原は……ちょうどいい、柏崎――後ろの方の彼の隣に座りなさい。」

友(くっ……!海原さんが訳のわからんやつの隣になってしまった!)

シャチ娘「はい!」スタスタ

シャチ娘「よろしくね。」ニコッ

男「よろしく。」ニコ

友(畜生っ!)


4 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:16:38.98 ID:ZN8GI7ns0
ホームルーム終了後
男「僕は柏崎一男。よろしくね。」

シャチ娘「うん。改めてよろしく!」

男「ねぇ、つかぬこと訊くんだけど……シャチ、好きかな?」

シャチ娘「え?あぁ……っと……」キョドキョド

シャチ娘「うん!シャチ、可愛いよね!」ギクシャク

友「おーい、変なこと聞いてビビらすなよ。」

男「あ、そうだよね!ごめんごめん……。」

友「あ、俺は大木友則。よろしく!こいつ無類のシャチ好きでさ。急にあんなこと訊く奴いないよな、普通。」

シャチ娘「あはは、そうかも。でも嬉しかったよ、すぐ話しかけてもらえて。私ちょっと授業の準備してくるね。」タタタッ

友「おう。」

友「お前ががっつくなんて珍しいなぁ?ちょっとは考えねえとダメだぜ?」

男「だってシャチだもん……。海原さん。」

友「お前のシャチ好きは解るけどよ、もっと話しかけ方ってもんがあんだろ?」

男「あのカラーリング、髪留め!そのものだよ!」

友「じゃあ、ああいう格好してたら誰でもシャチだな?」

男「そうじゃないんだけど……なんて言ったらいいか……」


5 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:18:29.77 ID:ZN8GI7ns0
同じ頃
シャチ娘「どうしよー!いきなりばれちゃったかも!」

シャチ娘「うーん、シャチ好きってことで話し合わせとこうかなー……」

シャチ娘「でも、ボロが出る気がする……うーん……」

シャチ娘「かといって、ヒト型のシャチです!とか言ったら完璧にアレな人だよね……」

キーンコーンカーンコーン……

シャチ娘「とりあえず後で考えよ!」


6 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:20:20.24 ID:ZN8GI7ns0
昼休み
男「海原さん、お昼一緒に食べない?友も一緒に中庭でさ。」

シャチ娘「あー……うん!」

友「完璧に警戒されてるじゃねえかよ。」

シャチ娘「ううん、そんなことない!中庭行こ!場所教えてね。」

男「うん。こっちの方ね。」

中庭

ワイワイ ガヤガヤ

男(やはりお弁当は鯨づくし……)

男「それで、シャチの話なんだけどさ……」

友「おいおい、そこから離れるって発想はないのかよ。」

シャチ娘「いいのいいの!私もシャチ好きだもん!」

男「やっぱりトランジェント?僕あの子達が一番シャチらしいと思うんだ!」

シャチ娘「わかるなぁー。狩りしてるとことかかっこいいよねぇ。」

シャチ娘(やっぱりバレてるのかなぁ?)

男「それから……」


7 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:25:55.42 ID:ZN8GI7ns0
数十分後

友「良かったなぁカズ、可愛いシャチ好き仲間ができてよぉ。」

友(こんなことならこいつのシャチ講義、まともに受けとくんだったぜ。ちっとも会話の輪に入れねえ……。)

男「えへへ」

友「俺は食い終わっちまったから、ちょっと先に失礼するぜ。」スタスタ

男「うん。」

シャチ娘「あ……大木くん……。どうしよ、私嫌な思いさせちゃったかな?」

男「平気だと思うよ。友は食べるの早くて、最後まで一緒に食事するのは珍しいくらいだから。」

シャチ娘「そうなんだ。……ねぇ、柏崎くん。」

男「なに?」

シャチ娘「二人きりだね……。」

男「あ、そういえば。」

シャチ娘「正直、大木くんが席はずして良かったなって思っちゃった。」

男「えっ……?」

シャチ娘「柏崎くんにしか言えないことだから……。」

シャチ娘「私ね、シャチなんだ。シャチそのものなの……。」


8 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:28:06.70 ID:ZN8GI7ns0
男「……」パアアァ

男「やっぱりそうだったんだ!」

シャチ娘「柏崎くんなら、ビックリしないで聞いてくれるかなって……。」テレッ

男「むしろ大歓迎だよ! 」

シャチ娘「ありがと。」//////

シャチ娘「それとね……急なんだけど――」

男「ん?」

シャチ娘「――私の彼氏になってくれない?」

男「ええっ!?僕としては……その、うれしいけど……海原さんは、いいの?」ドキン

シャチ娘「私にはもったいない位だと思うよ。シャチ好きって言うのは私にとってポイント高いけど、普通に見ても丁寧で優しい人だと思うし……。」

男「でも……シャチだから好きっていうのと、海原さんが好きっていうのは違わないかな……?」

シャチ娘「ヒトさん同士ならそうかもしれないけど……そんなの後から一緒になるよ、きっと。」


9 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:29:30.31 ID:ZN8GI7ns0
男「じゃあ、よろしく……!」

シャチ娘「よろしくね!一男っ!」ギュウウウウウッ

男「海原さん、やっぱり力あるね。」ギュッ

シャチ娘「恋人同士でそんな呼び方ダメだよ?」デコピン

男「いてて……わかったよ、薫。」頬チュッ

シャチ娘「よろしい。」チュッ

男「ははは……。」//////

シャチ娘「ふふっ。」//////


10 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:31:31.01 ID:ZN8GI7ns0
放課後

シャチ娘「一男、私の家来ない?」

男「嬉しいけど、急に大丈夫?」

シャチ娘「全然平気だよ!むしろお母さん喜ぶと思う。ヒトでもシャチでもいいから男の一人や二人さっさと落とせ!ってうるさかったから。」

男「へぇ……。」

シャチ娘「それで急に告白しちゃったりもしたんだけどね……。」シュン

男「いやいや!凄く嬉しかったよ!薫……可愛いしさ。」//////

シャチ娘「もうっ!」//////バシッ

男「ぐえっ……」

シャチ娘「あっ……ごめん、つい……。」

男「全然いいよ!想定の範囲内!むしろシャチさんとお付き合いするなら、このくらいの刺激ないとね。」

シャチ娘「一男……」キュン

シャチ娘「頼り甲斐あるぅ!」キャピキャピギュウッ

男「もう……人見てるよっ……!」

男「早く薫の家行こう。」//////


11 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:33:02.54 ID:ZN8GI7ns0
海原宅
シャチ娘「ただいまー!」

男「お邪魔します。」

シャチ母「あら、おかえりー。そっちの子は?」

シャチ娘「えへへー。カレシ、だよ。」

シャチ母「あらそう……新学年早々めでたいわね!ごめんなさいね、急だからお祝い用のマッコウクジラ、用意がないの。」

男(日本のヒトでいうお赤飯かな……海の王者シャチも命がけの獲物らしいから納得だな。)

シャチ娘「いいよ、気にしなくて。あ、一男も上がって。」

男「あ、失礼します。」

シャチ母「一男くんは晩御飯、普通のものがいいわよね?」

男「えっ、いや、晩御飯をご馳走になるなんてとんでもない!」

シャチ母「そんなこと言わないで、ね。私頑張るわよ?」

男「えぇ……」

シャチ娘「私からもお願い!一男と晩御飯食べたいなぁ。」

男「……じゃあ、お言葉に甘えて……。」

シャチ娘・母「やったね!」

シャチ母「ふふ、それじゃ、若いお二人は薫の部屋で待っててねー。」ルンルン

シャチ娘「うん。こっちね。」


12 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:35:21.65 ID:ZN8GI7ns0
薫の部屋
シャチ娘「はーい、入って入って!」ガチャ

男「お邪魔します……」ソロソロ

シャチ娘「やだ、そんなかしこまらないでよ。」

男「いや……女の子の部屋って、初めてで。」キョドキョド

シャチ娘「えっ!?本当に!?」

男「嘘ついても仕様がないでしょ……。」

シャチ娘「じゃあもしかして、私が初めてのカノジョ、とか!?」

男「」コクッ//////

シャチ娘「――」キラキラ

シャチ娘「――なにそれ!すっごく嬉しい!」パアアァ

ギュウウウウッ

男「うぐっ……僕も、薫が最初で嬉しい。」ギュ//////

シャチ娘「えへへ。」ニパ

ガチャ

シャチ母「薫、お茶とお菓子持って……」

シャチ母「……あらまあ、若いっていいわねぇ。ここ、おいておくからごゆっくりー。」

バタム


13 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:37:03.12 ID:ZN8GI7ns0
男「」アゼン

シャチ娘「……ごめんね、なんか」//////

男「ううん、全然」ギクシャク

シャチ娘「お茶とお菓子、どうぞ。」

男「あ、ありがとう。」ズズッ……

シャチ娘「お母さん、変わってるでしょ。」ズズッ……

男「そうかな?」

シャチ娘「絶対変わってるよ!春休み海に狩行ったときなんか、話に夢中で何かの漁の網に引っ掛かってたし!」

男「ええっ!?」

シャチ娘「ちょっと破ったりして逃げ出してたけど……もう、漁師さんごめんなさいって感じ!」

男「それは災難だったね……。」

シャチ娘「それからね……」


……


シャチ娘「……って感じで、ほんと、同じ雌として恥ずかしいよ!」

男「あはは、でも薫の家族は皆仲良さそうだね。」

シャチ娘「まあ、そうじゃないと狩もやってられないしね。」

男「そうかぁ。でもそういうの、なんかいいね。」

シャチ娘「そうかなぁ?」

コンコン


14 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:42:11.02 ID:ZN8GI7ns0
シャチ娘「誰ー?」

シャチ弟「姉さん、ご飯できたってよ。」

シャチ娘「んー。」ガチャ

シャチ娘「一男、行こ。」

男「うん。……あ、お邪魔してます。」

シャチ弟「貴方が姉さんのカレシさんですよね?……へー、結構ハンサムじゃん?姉さんやるねぇ。」

男「どうも……。」

男(薫が言ってた弟さん……だよね。話の通り、パッと見女の子っぽいな。)

シャチ娘「こら、一男困ってるでしょ。」

シャチ弟「別にいいですよねぇ?いずれ僕たちも兄弟になるんだしぃ。」スリスリサワサワ

男(おぉ……これがかの有名な疑似交尾か……?)ヒヤアセ

シャチ娘「もう……お母さんも勝也も気が早いんだから……。」

シャチ娘「一男は知ってると思うけど、えっちい感じでくっついて来るのは習性だから多目に見てあげてね。」

シャチ弟「さ、義兄さん♪ご飯食べましょ♡」耳ペロ

男「ひゃっ!……ウン、ソウダネー。」

シャチ娘「あ、ちょっとぉ!」


15 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:47:09.17 ID:ZN8GI7ns0
リビング
シャチ父「お、勝也に薫、ただいま。」

シャチ娘・弟「おかえりー。」

シャチ父「それから一男くんで間違いないかい?」ギロッ

男「……ハイ。」

男(親愛なる薫さん。ごめんなさい。私は貴方とのお付き合いに一片の後悔を抱いてしまいました。お父さん怖すぎです。)ガクガクブルブル

シャチ父「いやー。薫もずいぶんいい男を捕まえたなぁ!嬉しいねぇ!」ガッハッハッ

シャチ父「一男くん、よろしく!」アクシュ

男「はい。こちらこそ!」ホッ

シャチ父「いやー、賑やかで佳いねぇ!」

シャチ弟「はい義兄さん、あーん母さんのクジラの大和煮は太平洋一ですよ!」

シャチ娘「一男!クジラの唐揚げも美味しいよ!あーん♡」

男「……」ハグッ、モグモグ

シャチ弟「義兄さんひーどーいー!僕のも受け取ってくださいよぉ!」

男「……」ハグッ、モグモグ

シャチ弟「やったっ♪」


16 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:51:17.18 ID:ZN8GI7ns0
シャチ父「勝也もすっかりなついて微笑ましいなぁ、香織?」

シャチ母「そうですねぇ。はい一男くん、あーん♡」

男・シャチ父・娘「えっ、ちょ……」

シャチ母「冗談ですよ、劉一さん。ほら、あーん♡」

シャチ父「あーん♡」

シャチ娘(ちょっと冗談に聞こえないけど!)

男「ふぅ……ごちそうさまでした。」

シャチ父・娘・弟「ごちそうさま。」

シャチ母「お粗末様。」

男「ありがとうございました。本当に美味しかったです。」ペコ

シャチ母「いいのよぉ。はい、お茶。」コト

シャチ母「みんなもね」コト コト コト コト


17 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:56:19.40 ID:ZN8GI7ns0
男「あ、ありがとうございます。」ズズッ

シャチ父「一男くんは泊まっていくのか?」ズズッ

男「!?」ゴホッゴホッ!

男「失礼しました……。あまりに急な話で……。」

シャチ娘「急と言えば、今日来ること自体そうだったし、それもいいんじゃない?」

シャチ弟「そうですよぉ。僕と兄弟愛を育みましょ?」デレデレ

男「いや、でも……。」

シャチ父「男とはいっても、近頃物騒だ。このまま帰して何かあっては君の親御さんに悪い」

男「割に近くですし、それほど……」

シャチ父「なら、薫、送ってあげなさい。」

シャチ娘「うん!じゃあ、お茶飲み終わったら行こうか!」

シャチ弟「僕もお供しますよぉ♪」

シャチ母「勝也、二人にしてあげたら?」

シャチ弟「はーい……。」


18 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 16:58:58.76 ID:ZN8GI7ns0
玄関
男「お世話になりました。ごちそうさまです。」ペコ

シャチ父「こちらこそ楽しかったよ。また来てくれ。」ニカッ

シャチ弟「義兄さん、待ってますよぉ♪」

シャチ母「またね。」フリフリ

シャチ娘「じゃ、行こ。」

一男の帰路
テクテク

シャチ娘「なんかごめんね。あんまりゆっくりできなかったよね。」

男「あはは、そうかも。でも凄く楽しかったよ。あ、まあお父さんにはちょっとびっくりしたけどね。」

シャチ娘「うん。思いっきり顔に出てた。笑いそうになっちゃったよ、ふふっ。」

男「そうだった?気を付けないと……。」


19 名前:SS速報VIPがお送りします [saga] 投稿日:2016/12/08(木) 17:01:50.38 ID:ZN8GI7ns0
柏崎宅前
男「あ……僕の家、ここね。」

シャチ娘「お、確かに結構近いね。」

男「わざわざありがとう。気を付けてね。」

シャチ娘「うん、ありがと!じゃあね!」

男「あ……!ちょっとだけ待って。」

シャチ娘「なあに?」

男「なんか忘れてると思ったら、これだ」チュ//////

シャチ娘「ん……」//////

シャチ娘「今日はイチャイチャし足りなかったもんね……。」//////

男「今度はもっと、ね?」

シャチ娘「うん、じゃあね!」タタタッ


21 名前:SS速報VIPがお送りします [sage] 投稿日:2016/12/08(木) 17:28:56.56 ID:JYjCOg5To
家呼びって食われるオチかと思った、



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